「うつ病」について
こころの調子が悪い時…
悲しい気分になる、落ち込んで元気が出ない、がんばれない、イライラする…等
からだの調子が悪い時…
良く眠れない、からだがだるい、食欲が出ない、考えがまとまらない…等
ストレスやつらい経験をすると、だれでもこころやからだの調子が悪くなることがあります。
でも、それが約2週間以上続いたりする時は「うつ病」かもしれません。
「うつ病」は、脳のバッテリー(電池)が切れてしまった状態です。
がんばりたくてもがんばれなくなってしまう病気です。
でも、薬を飲んだり、ゆっくり休むことで良くなる病気です。
もしかして…と思ったら、早めにお医者さんを受診しましょう。
アルコール・薬物・ギャンブル等の「依存症」について
お酒や薬物、ギャンブルにはまってしまい、やめたくてもやめられなくなってしまったら…
- ほどよいところでやめられない
- 「やめよう」と決心するのに、結局またやってしまう
- 酒・薬物・ギャンブル等が原因で、お金や人間関係に関するトラブルを起こしている(のにやめられない)
- 嘘をついてまで酒・薬物・ギャンブルをする
上記のような場合、「依存症」になっているかもしれません。
「依存症」は、自分の意思では酒や薬物、ギャンブル等をコントロールできなくなってしまう「病気」です。
誰でもなる可能性があり、放っておくと進行していきます。
また、本人は病気であることをなかなか認めようとしないため、家族や周囲がなんとかやめさせようとしたり、本人の起こした問題の尻拭いをして疲れ切ってしまうこともあります。
本人だけでなく、家族のみでも相談できます。
「おかしいな」と思ったら、お医者さんや保健所などで相談してみましょう。
不安障害について
不安で不安でたまらない…
初めてのことを不安に感じる、
苦手なことでは緊張してしまう、
大事なことはとても心配になる…
だれだってそんな時はあります。
でも、その不安や心配が大きくなりすぎて、こころや体に様々な変化が現れ、普段の暮らしに影響が出てきてしまったら…
顔が赤くほてる 胸がどきどきして苦しい 手足や体がふるえる 吐き気がする めまいがする… 等
それは、「不安障害」という病気かもしれません。
きちんと治療することで治る病気です。
おかしいなと感じたら、お医者さんに相談してみましょう。
統合失調症について
統合失調症は、脳の病気です。さまざまな刺激を伝えあう神経のネットワークにトラブルが生じる脳の病気です。
10代後半~30代の若い世代に多く発症すると言われています。
早期発見と早期治療が大切です。
※こんな症状があります。
<陽性症状>
自分の考えが人に知られているように感じたり、自分の行動が人にあやつられているような感じがするなど。
感情が不安定になる
<陰性症状>
感情が鈍くなる
言葉が極端に少なくなる
意欲がなくなる
注意力や集中力が低下する
無関心になる
<作業能力の障害>
記憶力の低下する
融通がきかなくなる
作業のスピードが遅くなる
心や体が極端に疲れやすくなる
気になる症状があったら、お医者さんに相談してみましょう。
双極性障害(そううつ病)について
気分の波が激しすぎる…
そう状態(ハイテンション)とうつ状態(落ち込み)を繰り返す病気です。
楽しい時、悲しい時気分の変化は誰にでもあります。
でもその波が激しすぎて、日常生活や人との関係がうまく保てなくなるようなとき、自分でもコントロールできないようなときは双極性障害(そううつ病)かもしれません。
そう状態の時は…
寝る間もなく働いたり、絶好調な気分で活発に活動できる。自分にできないことはないというような感覚になり、いろいろなことに手を出したりお金を使ったりしてしまう。
うつ状態の時は…
うつ病と同じような症状になる。